ハルニレテラス
詳細情報
コンセプト
ハルニレテラスは軽井沢の星野リゾートにできた新しい商業施設ゾーンである。先に竣工したトンボの湯/村民食堂エリアとは川沿いの遊歩道で結ばれ、一体となって外来ゾーンとなった。キーワードは川辺の林での気持ちよい滞在であり、イメージターゲットは別荘客である。買い物が主目的ではなくて、ここで過ごす時間、ここで出会う友人、ここで見つける生活のスタイル、がハルニレテラスに来る大きな理由であって欲しい。この場所はいわば森に浮かんだ「小さな都市広場」ともいえる。
名前の由来となったハルニレは堂々たる巨木の林を形成しており、それらがまさしくこの場所の主役であり、この施設の大事な資産でもある。均質な街路空間でもなく、散在する建物の単なる隙間でもない。建物とハルニレ、変化する地形や川。新に加えられたものとすでにここにあったものによって浮かび上がってきた「あいだの空間」は川へ向かって降りていくいくつもの小広場などと共に、変化に富んだ回遊とゆっくりとした滞在の時間を提供している。
竣工2009-07
規模9276.00m2
住所長野県北佐久郡軽井沢町星野
内容基本設計、実施設計、設計監理
担当長谷川浩己、鈴木裕治、金井幸雄、原行宏
施主星野リゾート
共働建築:東環境?建築研究所、照明:都市環境照明研究所(ICE)、構造:桐野建築構造設計、設備:森村設計、山崎設備
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